事例紹介

World Flower Carpet TOKYO:八丈島で念願の東京初開催

4月5日~8日に、「World Flower Carpet TOKYO」が八丈島(メイン会場:八丈町多目的ホールおじゃれ)で開催されました。エフェメラルアート国際連盟により2006 年より隔年で開催されてきた国際大会 World Flower Carpet が、フリージアが咲き誇る八丈島を舞台に、東京で初開催となりました。

各国の花絵師等による花絵文化の発展に関する国際会議や、フリージアを使った作品の創作活動、地元の人々も参加可能なワークショップなどを実施し、海外からの参加者24名を含む総勢50名が参加しました。

SDGsを意識したシンポジウム

「エフェメラルアートからサスティナブルなアートへ」をテーマに、東京都知事やエフェメラルアート国際連盟ヴィセンタ会長よりビデオレターを放映し、華々しい開幕となりました。今般、社会的に環境問題やSDGsに対する関心が高まっており、アートの世界でも作品制作や展示方法において、環境負荷の低減やリサイクルを促進する方向性が求められるようになっています。シンポジウムでは、基調講演やパネルディスカッションを通し、フラワーアートの世界での環境に配慮した取り組みなどが紹介され、海外からの参加者とも意見交換がなされました。

フリージアでのフラワーカーペット制作

シンポジウムの後、参加者は八丈富士の麓に位置する「八形山フリージア畑」へ移動し、フラワーカーペット制作に必要なフリージアの花摘みへ。黄、赤、紫、白と咲き誇るフリージアを目の前に、自ずと参加者からも笑顔がこぼれ、八丈島特有の風とフリージアの香りを感じながら花摘みを楽しみました。

フラワーカーペット制作当日は、あいにくのお天気でしたが、メイン会場である八丈町役場内町民ギャラリーにて、八丈島の島民と共に、摘んできたフリージアとカラーサンドを使用して直径6メートルのフラワーカーペットが制作され、国際交流の場となりました。いざ作業が始まると参加者たちは各自の国ならではのテクニックを駆使して、ブレイクもそこそこに繊細な作業に長時間没頭しているのが印象的でした。

半日観光ツアーで八丈島の自然や文化に触れる

会期中には東京観光財団から参加者に無料の半日観光ツアーが提供され、陣屋跡・玉石垣周辺散策、大坂トンネル展望台、大竜ファーム(椎茸狩り体験)、あしたば加工場などを巡り八丈島の豊かな自然や歴史的文化に触れ、大変盛況でした。

主催者が切望した「東京初開催」

今回の主催者は、一般社団法人花絵文化協会代表理事藤川靖彦氏。「日本で世界中の花絵師を集めた国際大会をやりたい」という夢があり、2020年、一度は東京で「World Flower Carpet」の開催が決まりました。しかし、それは新型コロナウイルスの感染拡大により開催直前に中止、夢が実現できませんでした。悔しく落ち込む中で、世界中の花絵師の仲間からの励ましがあり、さらに東京観光財団の島しょ地域におけるMICE開催資金助成を活用することで、このたび、3年越しの夢が実現。東京の八丈島での開催は、「夢が叶った」大会となりました。

 東京観光財団では、島しょ地域のMICE開催が促進するよう主催者支援、情報発信を積極的に行っていきます。